建設業許可を受ける際の「人的要件」として、「経営業務の管理責任者」が求められています。これは建設業法で定められています。では、経営業務の管理責任者とはいったいどのような人のことを指すのでしょうか。
経営業務の管理責任者とは、「建築業の」経営について熟知している経営責任者のことです。それにふさわしい人物かどうかはその適合基準により判断されます。
★経営業務の管理責任者の適合基準
①申請する建設業に関し5年以上経営業務の管理を経験していること
②申請する建設業以外の業種に関し7年以上経営業務の管理を経験していること
のいずれかが必要です。
また、管理責任者は常勤である必要があります。名前を貸しているだけで実体のない人物は認められません。常勤であれば社長や代表取締役ではない一般の役員でも認められます。