[PE016:Excel]現在の日付や時刻を入力する方法

Excelで報告書などの資料を作成していると、今日の日付や現在の時刻を入力しなければならなくなることがあります。この場合、時計やカレンダーを見て一文字ずつ入力してもいいのですが、もう少し簡単でスマートな入力方法があります。

■ショートカットキー

『Ctrl』+『+』 ・・・ 今日の日付を入力

『Ctrl』+『*』 ・・・ 現在の時刻を入力

使い方は、入力したいセルを選択したあとに上記ショートカットキーを押すだけです。

このショートカットキーを使うになると、いかに日付や時刻を入力する機会が多い事かに気付かされ、ちょっと得した気分になること請け合いです。

なお上記のショートカットキーでは、テンキー側の『+』や『*』は使えないので注意して下さい。

[PW005:Windows10]Windows7のサポート期限が迫っています

Windows7のサポート期限が迫っています。期限は2020年1月14日となっています。

近年のWindowsのサポート期間は概ね10年となっており、その前半と後半でサポート内容が異なります。

まず前半の5年間を目安に提供される『メインストリームサポート』。これはセキュリティ更新プログラムの他に、機能拡張用のアップデートプログラムも配信されるものです。

そして後半の5年間を目安に提供される『延長サポート』。こちらは原則としてセキュリティ更新プログラムだけの配信となります。

Windows7は2009年にリリースされました。2019年の現在は延長サポート期間にあります。そしてその延長サポートももう半年ほどで終了になるというわけです。

Windowsはサポート期限が過ぎたからといって直ちに動作しなくなるものではありません。とはいえ期限が過ぎたWindowsにはセキュリティ更新プログラムが全く提供されなくなってしまいます。Windows7をご利用中の方は、お早めにWindows10への切り替えも検討されるとよいかと思います。

[PW004:Windows10]NAS上の共有フォルダへのアクセスに失敗した時の対処法

先日、自宅に設置してあったNAS(ネットワーク上のHDD)に久しぶりにアクセスしようとしたらいつの間にか参照できなくなってしまっていました。

また別件ですが、久しぶりに社内の複合機に設定しておいた共有フォルダにPCからアクセスしようとしたら、こちらもいつの間にか参照できなくなっていました。

両者は場所も環境も違うネットワークです。現象以外に似ているのは『アクセスしたのが久しぶり』で『Windows10である』という点ぐらいでしょうか。

結論からお話しすると、これらの原因はWindows10のSMB(エスエムビー)の設定にありました。

SMBは、昔むかしのWindows時代のさらに昔、DOSというオペレーティングシステムがまだ主流だった頃に発表された、ネットワーク共有を目的とした通信プロトコルです。何度も形を変えながら現代のWindows10でも使われています。

Windows10のコントロールパネルを調べてみるとSMBの機能がOFFになっていました。以下のように機能をONにすることで、NASや複合機の共有フォルダへアクセスできるようになりました。

 

コントロールパネルの『プログラム』にある『Windowsの機能の有効化または無効化』をクリック
『SMB 1.0/CIFS クライアント』のチェックボックスにチェックを入れる

[PW003:Windows10]Windows Defenderと市販のウィルス対策ソフト

Windows10には『Windows Defender』というウィルス対策機能が標準で搭載されています。Windows Defenderによる保護状況は『スタート』→『設定』→『バージョン情報』で確認できます。

さてここで、Windows標準搭載のWindows Defenderと市販のウィルス対策ソフトではどちらを選ぶべきかを考えてみます。

巷では「Windows Defenderは無償なので、やはり市販のウィルス対策ソフトでないと安心できないな」という意見が根強くあるようです。しかし現在のWindows10のWindows Defenderのウィルス検知力は市販のウィルス対策ソフトと遜色ないとまで言われています。(ちなみにWindowsXPあたりのWindows Defenderでは、おまけ程度の防御力と評価されていた時期もありました。)

ただ、現在の市販のウィルス対策ソフトは総合セキュリティ対策ソフトして機能するものがほとんどです。ウィルス対策はもちろん、Windows Defenderでは対応しきれないフィッシングサイト対策や通信監視による不正侵入のブロック等、高度なセキュリティ対策が期待できます。パソコンの使用目的や環境に合わせて市販のウィルス対策ソフトの導入を検討すればいいと思います。

なお、パソコンによっては最初から有償のウィルス対策ソフトが入っているものがあります。それにはたいてい3カ月~半年ぐらいの試用期間がついているのですが、そこにはちょとした落とし穴があります。

とにかく『ウィルス対策ソフトは試用期間が過ぎたらそのまま放置しない』ように気をつけてください。

試用期間を過ぎて動作しなくなったウィルス対策ソフトを放置したままにすると、ウィルス対策ソフト自体はもちろん、Windows Defenderも機能しなくなってしまうのです。これではパソコンが無防備状態となってしまいます。

Windows Defenderを有効にするには、試用期間が過ぎたウィルス対策ソフトをアンインストールし、Windows Defenderの機能をONにすれば大丈夫です。

[PE015:Excel]特定セルの印刷をさせない方法

Excelで作成した文書を印刷するときに印字させたくないセルが混ざっていることがよくあります。例えば個人的な覚え書きや計算前の数値データなどです。

こんな時、行や列単位なら畳んで隠すこともできなくはありませんが、セル単位となるとそうはいきません。

そんなときは『セルの書式設定』を使って印刷を制限させましょう。

 

例としてサンプル文書を用いて、A1セルに入っている「委任状」という文字を印刷対象から外してみます。

まずはA1セルを選択し、画面上部の『ホーム』タブを選択します。その中に『フォント』があるのでその右下の四角いボタンをマウスクリックします。

 

『セルの書式設定』画面が開くので『表示形式』タブにある『分類』で『ユーザー定義』を選びます。『種類』欄の中身を消してから「;;;」と入力して『OK』をクリックします。(元に戻すには『分類』で『標準』を選びます。)

 

すると、A1セルに入っている「委任状」という文字が消えています。念のためA1セルの中身を見ると「委任状」という文字データはきちんと残っているのが分かります。

 

この方法を用いれば、データを壊すことなく、セル単位で表示を消すことが可能です。表示を消したセルは紙にも印刷されなくなりますので、覚えておくと重宝します。

[PW002:Windows10]WHOISとは

WHOISとはインターネット上のドメインの所有者情報を検索するためのプロトコルのことで、読み方は『フーイズ』です。

例えばこのブログのドメインは『office-takahiro.com』です。そしてこのドメインも含めあらゆるドメインにおいて、その所有者が誰でどのようなサーバを割り当てられているのかについていつでも検索できるわけですが、それはWHOISのおかげです。しかしWHOISで公開されてしまう情報はこの他にも多岐に渡ります。

■WHOISで公開される情報(抜粋)

姓 (Last Name)
名 (First Name)
組織名 (Organization)
国 (Country)
郵便番号 (Postal Code)
都道府県 (State/Province)
市区町村 (City)
丁目番地 (Street)
建物名等 (Street)
メールアドレス (Email)
電話番号 (Phone)
FAX (Fax)

このようにWHOISで公開される情報には個人情報に直結するものが多く含まれています。もちろんWHOISの情報公開は、ドメインの作成時に自分で行うものではあります。とはいえ、そもそもWHOISの意味を知らないと、何となく住所や電話番号などを登録してしまうこともあるかもしれません。

そこでWHOISの情報公開に少しでも不安がある場合には、ドメインを管理しているプロバイダによる『代理公開』を選択しておけば間違いないでしょう。代理公開とは、個人情報の代りに、各プロバイダが自社の一般的な内容を使ってWHOIS情報を公開してくれることです。これなら個人情報が公開されずに済むので安心ですね。

[PE014:Excel]シート保護とオートSUM

例えば自作のExcelの表を友人に使ってもらうケースを想像してみてください。その際、自由に数字を入れてもらうのはいいのですが、既に数式を入れてあるセルについては壊されたりしたら困ります。そんな時は以下の手順で数式が入っているセルにロックをかけておきましょう。

■数式が入っているセルだけをロック(編集不可)する手順

1.数式が入っていない(=修正を許可する)セルをマウスで選択
2.選択したセルの上で右クリック⇒『セルの書式設定』
3.『保護』タグ内の『ロック』の『 ☑ 』を外してから『OK』
4.『ファイル』⇒『ブックの保護』のボタンを押下
5.『現在のシートの保護』⇒そのまま『OK』

 

さて、シート保護をかけるとなぜか編集メニューにある『 Σ』(オートSUM)ボタンがグレーアウトして押せなくなります。オートSUMは表計算でよく使う機能なのでこれが使えないと大変不便です。とはいえ、これはExcelの仕様なのでどうしようもありません。

そこで、私はショートカットキーを使って回避していますのでご紹介します。

■オートSUMのショートカットキー

『Alt』 + 『Shift』 + 『ー』

上記のショートカットキーは私のようにノートパソコンを使っている場合を想定しています。左手で『Alt』と『Shift』を押しながら右手でひらがなの『ほ』のキーを押す感じですね。(本来のショートカットキーは『Alt』+『=』)

それにしてもなぜシート保護の時に、わざわざ『 Σ 』ボタンをグレーアウトさせているのでしょうね?

[PW001:Windows10]OneDriveで固まる時の対処法

Windows10にはクラウド上にドキュメントを保管して一元管理できる『OneDrive』というアプリケーションが標準搭載されています。複数の場所から複数のPCを利用している方に重宝されるアプリケーションのひとつです。私もOneDriveにはよくお世話になっています。

ところが最近、OneDrive上に保管したドキュメントをダブルクリックで開こうとしたり、ファイル名を修正しようとしたり、ファイルコピーをしようとしたりすると、エクスプローラーが固まってしまうという現象が頻発するようになりました。

一度こうなってしまうとエクスプローラー上部に『(応答なし)』と表示されマウスカーソルがくるくると回り続けてしまうのです。こんなときは仕方なく×ボタンで強制終了するしかありませんでした。

ネットでもいろいろと対処方法を探しました。しかし『WindowsとOneDriveを最新版にアップデートしましょう。』『OneDriveをアンインストールしてGoogleDriveを使いましょう。』ぐらいしか情報が見つかりません。

ひとしきり途方に暮れたあと今度は、最近行ったPC環境の変更作業が関係しているのではと考え、よくよく自分の行動を思い出してみるとようやく原因が分かりました!

固まってしまう原因は『エクスプローラーのプレビュー表示をオンに変更した』ことにありました。

どうやらエクスプローラーでファイルをクリックした際に行われるプレビュー表示が、OneDrive上で行われたときにだけ固まってしまうようです。

プレビュー表示をオフに戻したところ、元通りにサクサクと動作するようになりました。

[PE012:Excel]『#DIV/0!』や『#VALUE!』の表示をさせたくない

Excelで表を作る際に、計算式が入っているセルで計算エラーを起こすと、『#DIV/0!』や『#VALUE!』などのエラーがそのまま表示されてしまいます。このままこの表を印刷してしまうと非常に見栄えが悪いものになってしまいます。

例えばD1セルに『=B1/C1』という計算式が入っていたとします。この場合、分母にあたるC1セルが未入力だったり0だったりすると、D1に『#DIV/0!』というゼロ割のエラーが表示されてしまいます。

そこで計算エラーが発生するセルは自動的に空白になるように、計算式を書き換えてしまいましょう。

やり方は簡単。エラーを空白に置き換えるためには『IFERROR関数』を使います。

上記の例ではD1セルの計算式を『=IFERROR(B1/C1,””)』と書き替えましょう。こうすればB1をC1で割った結果がエラーになったとしてもエラーが表示されなくなります。

[PE011:Excel]現在の日付や時刻を簡単に入力する方法

Excelで作成した文書の右上などに作成日付や時刻を入力する機会は多いと思います。そんな時に現在の日付や時刻を一発入力できる、とっても便利なショートカットがあります。

現在の日付を入力する・・・[Ctrl]+[+]
現在の時刻を入力する・・・[Ctrl]+[*]

たったこれだけです。確かに毎回一文字一文字手で入力しても大した手間ではないともいえます。しかし一回覚えてしまえば、毎日多くの場面でお世話になることでしょう。時短テクニックのひとつに是非加えてみてください。