[SK049:相続]遺産分割協議の前提

遺産分割協議を行うための前提には二つあります。

ひとつめは『相続人をもれなく確定すること』です。

遺産分割協議には相続人『全員』が参加しなくてはなりません。相続人と言えば配偶者や子などがまず思い浮かびますが、他にも様々な相続人がいることがあります。例えば包括受遺者(財産を特定せずに包括的に遺贈を受けた人)は相続人に含まれますし、相続人に未成年者がいる場合には特別代理人も選任しなければなりません。このように『全員』と一言で言っても環境の違いによって様々なケースがあります。なお全員参加といっても、全員が一堂に会する必要はありません。電話連絡などでも大丈夫です。

ふたつめは『相続財産の範囲と評価額を確定すること』です。

全ての相続財産について評価額が必要です。評価方法に決まりはありません。各自、客観的な資料などを持ち寄ることで最終的な評価額を決定することになります。とにかくまずは全員で協力してすべての相続財産をテーブルの上に載せてから協議を始めましょう、というイメージです。

協議が整いましたら遺産分割協議書を作成することになります。

[PE016:Excel]現在の日付や時刻を入力する方法

Excelで報告書などの資料を作成していると、今日の日付や現在の時刻を入力しなければならなくなることがあります。この場合、時計やカレンダーを見て一文字ずつ入力してもいいのですが、もう少し簡単でスマートな入力方法があります。

■ショートカットキー

『Ctrl』+『+』 ・・・ 今日の日付を入力

『Ctrl』+『*』 ・・・ 現在の時刻を入力

使い方は、入力したいセルを選択したあとに上記ショートカットキーを押すだけです。

このショートカットキーを使うになると、いかに日付や時刻を入力する機会が多い事かに気付かされ、ちょっと得した気分になること請け合いです。

なお上記のショートカットキーでは、テンキー側の『+』や『*』は使えないので注意して下さい。

[KE002:古物営業法]古物とは昔の壺のこと?

『古物(こぶつ)』というと、なにやら昔からの古い壺や掛け軸などをイメージするかもしれません。しかし、古物営業法で定められている古物とはそれだけでないのです。

<古物とは>
① 一度使用された物品
② 使用されない物品で、使用のために取引されたもの
③ ①や②に幾分の手入れをしたもの

このため、古物には一般の流通過程(メーカー→問屋→小売店)にあるものは含まれません。一度誰かユーザーの手に渡ったものだけが対象となります。

①はいわゆる中古品です。ただし故障していたりしてその物本来の用途・目的に従って使用できないものは古物ではありません(撮影できないカメラなど)。古物とガラクタ・廃品との違いはここにあります。

②は未使用品ではあるものの、もともと自分で使うために購入したもののことです(一度も着なかった洋服など)。この場合は古物といえど新品同様のものが多く含まれていることになります。

③は①や②を修理したり少し加工したりしたものです(油をさしたりシールでデコレートした時計など)。ただし、手入れによってその物本来の用途・目的に変更を加えてしまった場合には、もはや「幾分の手入れ」とは言えなくなってしまいます。

[PW005:Windows10]Windows7のサポート期限が迫っています

Windows7のサポート期限が迫っています。期限は2020年1月14日となっています。

近年のWindowsのサポート期間は概ね10年となっており、その前半と後半でサポート内容が異なります。

まず前半の5年間を目安に提供される『メインストリームサポート』。これはセキュリティ更新プログラムの他に、機能拡張用のアップデートプログラムも配信されるものです。

そして後半の5年間を目安に提供される『延長サポート』。こちらは原則としてセキュリティ更新プログラムだけの配信となります。

Windows7は2009年にリリースされました。2019年の現在は延長サポート期間にあります。そしてその延長サポートももう半年ほどで終了になるというわけです。

Windowsはサポート期限が過ぎたからといって直ちに動作しなくなるものではありません。とはいえ期限が過ぎたWindowsにはセキュリティ更新プログラムが全く提供されなくなってしまいます。Windows7をご利用中の方は、お早めにWindows10への切り替えも検討されるとよいかと思います。

[SK048:相続]遺産分割協議の概要

相続人が複数人いる場合、一部の相続人だけで勝手に遺産を分けてはいけません。相続分に応じて各相続人に遺産が分配されなくてはなりません。このことを『遺産の分割』と言います。

遺産の分割にあたっては、遺言書があって誰に何を相続させるかが明確に書かれていればそれに従うだけで済みます。しかし遺言書自体がなかったり、遺言書はあるものの具体的に何を相続すればいいのかがよく分からない場合もあります(「私の財産は家族全員で均等に分けなさい」のような遺言書)。

このような場合には、相続人全員が話し合うことによって分配する財産を決定することになります。この話し合いが「遺産分割協議」です。

[PW004:Windows10]NAS上の共有フォルダへのアクセスに失敗した時の対処法

先日、自宅に設置してあったNAS(ネットワーク上のHDD)に久しぶりにアクセスしようとしたらいつの間にか参照できなくなってしまっていました。

また別件ですが、久しぶりに社内の複合機に設定しておいた共有フォルダにPCからアクセスしようとしたら、こちらもいつの間にか参照できなくなっていました。

両者は場所も環境も違うネットワークです。現象以外に似ているのは『アクセスしたのが久しぶり』で『Windows10である』という点ぐらいでしょうか。

結論からお話しすると、これらの原因はWindows10のSMB(エスエムビー)の設定にありました。

SMBは、昔むかしのWindows時代のさらに昔、DOSというオペレーティングシステムがまだ主流だった頃に発表された、ネットワーク共有を目的とした通信プロトコルです。何度も形を変えながら現代のWindows10でも使われています。

Windows10のコントロールパネルを調べてみるとSMBの機能がOFFになっていました。以下のように機能をONにすることで、NASや複合機の共有フォルダへアクセスできるようになりました。

 

コントロールパネルの『プログラム』にある『Windowsの機能の有効化または無効化』をクリック
『SMB 1.0/CIFS クライアント』のチェックボックスにチェックを入れる