SurfacePro5のような今日のパソコンでは、電源を入れるとまず最初に裏でUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)という制御プログラム(ファームウェア)が立ち上がり、そこでCPUやマザーボード上の各種ハードウェアのチェックを行なっています。従来のパソコンでも同様の役割をもつものとしてBIOS(Basic Input/Output System)というものがありましたが、仕様が古すぎるため最近では淘汰されつつあります。UEFIはこのBIOSの仕様を現代版に拡張した新BIOSといえるものです。
さて、そのUEFIですが、SurfacePro5ではハード面の様々な制御を行うスイッチのような作りとなっており、パソコン画面から操作が可能です。そしてこの画面を使えば、通常では操作できないハードウェア上の設定を変更することができるようになります。例えば、フロントカメラのON・OFF切り替え、起動デバイスの順序変更、タイプカバーの設定など様々なスイッチがあります。
これらのスイッチは購入時に最適な状態に設定が入っているため通常は触る必要はありません。しかし万一のトラブル時の対応などに、UEFIの存在自体は覚えておくと役に立ちます。
■SurfacePro5でUEFIの操作画面を表示させる方法
『音量の+ボタンを押し続けながら電源を入れる』
SurfacePro5のUEFIで個人的におすすめな機能は『Enable Battery Limit』です。これはバッテリー充電を50%までとするリミッター機能です。これによりバッテリーの劣化スピードを抑えることが期待できます。もちろん稼働時間も半分になるので、私のようにそれでも構わない人向けですよ。